2016年8月3日水曜日

スマホ撮影のコツとは


日々の暮らしの中で一昔前と変わったことの代表が写真だろう。携帯やスマホで簡単に撮れてメールでやり取りしたりSNSで共有する。昭和の人間から見れば産業革命レベルの変化である。

私自身、旅先にカメラを持参しても結局使うのはスマホだけだったりする。ここ数年でカメラ機能や画質が向上したから、凝った写真や専門的な写真以外はスマホで充分こと足りる。

SNSをはじめ、ネットにはありとあらゆる「普通の人の普通の日常の写真」が溢れている。食べたもの、買ったもの、目に入ったもの等々、まさに百花繚乱である。

私自身、ちょくちょくスマホを食べ物に向けてしまう。いい歳してスマートな行動ではないが、このブログを賑やかにしたいこともあって一種の習慣になってしまった。

行為の是非ウンヌンではなく、今日はスマホ撮影の私なりのこだわりについて書いてみたい。

露出もシャッタースピードもカメラ側が勝手に最適化してくれるご時勢だから誰でもそれなりの写真は撮れる。だからこそ、ほんの少しの工夫で見栄えが変わる。

写真の出来は突き詰めれば陰影と角度と距離である。人間の目は想像以上に優秀である。その瞬間目に見えているモノはその時点で綺麗だとか美味しそうだというデフォルメをまとっている。



そのせいで、シャッターを押す瞬間は脳の思い込みが勝ってしまい、少し遠くからだろうが、のっぺりした角度からだろうが、何となく撮影してしまう。

ハタで見ていて、もっと近寄ればいいのに、それじゃあ逆光なのに等々、もったいない場面を見かける。

上の画像、揚げ物に15㎝ぐらいの距離に接近して撮った一枚とボンヤリ遠くから撮った一枚である。食べたくなる画像はもちろん接近画像である。

イマドキのスマホカメラは驚くほど近接撮影が可能だ。その昔、誰もが苦労した、いわゆるマクロ撮影レベルの画像が簡単に撮れる。

シミやしわだらけの顔なら遠目にボンヤリ撮ったほうが良いだろうが、ウマそうな
食べ物はグッと寄ったほうが迫力が出る。

オートフォーカスは色合いの境目に反応するので、たとえば、このトンカツ画像だったら、肉と衣の境目辺りにフォーカスを合わせれば良い。



思い切って接近するだけでなく、角度もほんの少し気を使うだけで出来映えが変わる。

シンコの握りで比較してみる。上からかぶせるように撮影した一枚と横から撮った一枚である。

かぶせて撮るとノッペリしちゃう。寿司の命であるシャリも写っていない。横から撮影するだけで寿司の立体感が出る。




ウニの握り、赤身の握りそれぞれ、真上から撮るより“横顔”を意識したほうが雰囲気が出る。赤身の2枚目は変な角度だからちっともウマそうに見えない。

物理的にスマホをほんの10~20㎝、角度でいえば20度ぐらいズラすだけで出来映えに差が出る。



こちらは鰻重での比較である。真上から撮った画像のダメっぷりは言うまでもない。斜めから周辺の“景色”を入れてみたら何となくシックリくる写真になった。

食べ物画像ばかり載せてもしょうがないのでチョット路線を変える。

私の風呂上がりの姿を2枚紹介する。まあ、偶然の産物ではあるが、陰の有る無しで何となく立体感が生まれるという比較である。



こんな画像を旅先でせっせと撮影しているのもどうかと思う。はた目には普通に彫刻を撮影しているだけで、まさか顔をスッっ飛ばして局部中心にアップで撮影しているとは思われていないはずだ。

やはり陰影の効果はあなどれない。順光でバッチリ光が当たっているのも美しいが、ちょっと平べったい印象になる。

話は変わる。一時期、Facebookに「胸画像」をアップする変な習慣があった。食べもの画像ばかり載っているので、私も「食べたいもの画像」として頻繁にアップしていた。協力していただいた方々には大感謝である。



これも角度がすべてだと思う。正面からドンと撮っても、ムホ~という雰囲気にはならない。少し斜めを意識して撮ることがコツだと思う。



真っ正面だと健康的、斜めにすることでセクシーな雰囲気につながる。可能なら胸のインパクトが薄れないように距離は近いままで、太股までカバー出来れば、より一層ムホホ~な仕上がりになる。

そんなことを力説したところで、一体誰にとって参考になるのかよく分からないが・・・。

もちろん、胸や食べ物に限らず、普通に人物のスナップショットを撮る時も「やや横向き」を意識することで、雰囲気は大きく変わる。

女子の皆様の中には、写真を撮られる際にその辺を意識している人も結構いるようだ。

数人で写真に収まる際、撮られる瞬間に一歩顔を引いて、遠近法小顔効果を狙うズルっこい人もいる。それも一種の美意識だろう。

さてさて、ホントはセクシーなお尻画像の撮り方を延々と語りたいのだが、さすがにここで見本画像をアレコレ並べるわけにもいかない。

その代わりに昔懐かしの「衝撃画像」?を載せることにする。



パッと見、お尻に見えたアナタは負けである。ただのヒジ画像である。腕を内側に折った際のヒジの関節内側である。

大昔、こんな画像を撮って喜んでいたアホバカ少年は円熟期の中年になっても同じことをして喜んでいる。かなりマヌケである。

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