2015年4月6日月曜日

引っ越し、モテ期・・・


とっとと決まるだろうと思っていた引っ越し先がなかなか決まらない。目白や小石川あたりで決めかけた物件があったのだが、申し込みが一歩遅れたり駐車場のサイズで断念したり、思うようにいかない。

面倒だから今の住まいにそのまま暮らしたいのだが、そのスジの占い師の「お告げ」に影響されちゃったので、そうもいかない。

今の住まいを選ぶ際、「そっち方面に住むのなら3年以内に引っ越さないとダメだ」と言われた。全面的に信じるほど信心深くないのだが、聞いちゃった以上は気になる。

今年の秋が来ると3年である。まもなく期限切れ?である。気ままな賃貸暮らしだし、引っ越しは楽しい部分もあるから、ブツブツ言いながら新しい住まいを探しているわけだ。

いろいろワガママな希望があるし、贅沢にも結構大きなサイズを条件にしている。おまけに「御託宣」のせいで、特定の方位に絞って探している。

だから候補物件が少ない。私が希望する物件内容と予算だと、賃貸ではなく購入の道を選ぶ人が多いから仕方がないらしい。

夏の暑い時期の引っ越しはイヤだし、秋になって焦ってヘンテコな物件を選んじゃうのもイヤだ。ということで、5月ぐらいまでには決めたい。

独身貴族に戻る際に無血開城してきた家は土地購入から設計に至るまですべて自分で関わった自慢のマイホームだった。でも、まれに見る家相の悪い家だったらしい。当時から複数の人に指摘された。

仕方なく家中のアチコチに盛り塩を置いていたのだが、盛り塩をマメに用意するようになってしばらくして、自分自身が出て行くハメになった。

今は盛り塩など置いてないらしい。ということは、私自身が魔物とか邪気だったのだろうか。アホみたいな話である。

いやいや、あそこに住んでいたら私が邪気にやられちゃっただろうから、守護霊?が私を移動させたのだと思うようにしている。

話は変わる。

最近、やたらとオッサンにモテる。有難いことだが、どうせなら素敵な女性にモテたいのにオッサンばかりだ。

一人でまったり飲み屋にいたり、寿司屋でホゲホゲ飲んでいる時に見知らぬオッサンから話しかけられることが増えた。

こっちも調子を合わせてアーダコーダ盛り上がったりする。結構気を使っちゃって楽しそうにするが結局は疲れちゃってお開きになってからドンヨリする。なんなんだろう。以前はあまりそういう機会はなかった。

先日も銀座の料理屋でおカミさんと馬鹿話をしていたら、初対面のオッサン二人連れにナンパ?され、そのままオッサン行きつけのスナックに連行された。しまいにはスナックのマスターと延々と世の中の無常を語り合ってヘトヘトになって帰宅した。くたびれ儲けってヤツである。

そんなに無防備でヒマそうで人恋しそうにしているのだろうか。そんなはずはないのだが我ながら不思議である。

良く解釈すれば、私自身から漂う「気」みたいなものが昔よりトゲトゲしくなくなったせいかもしれない。

男たるもの、外に出れば7人の敵がいる。常に高度な緊張感に身を包んで研ぎ澄まされたナイフのような心構えで日々を過ごさないと世の中を渡っていけない。そう考えて生きてきた。

ウソです。

でも、考えてみれば5年、10年前の自分は今の自分に比べて、多少なりとも変な緊張感とか無意味な自意識とかを漂わせていた部分はあるだろう。

そういうトンがった要素は年齢とともに弱まってきた。ニヒルな男を演じるのは無理だし、寡黙な男のフリをするのもツラい。

虚飾というか粉飾というか、要は素の状態とは違う自分を作ることがバカバカしく感じて疲れるようになったのだろう。

あたり構わずガハハハ笑ってる関西の下町のオバチャンみたいな感覚に近づいているのかもしれない。突き抜けた感じとでも言おうか。

だから「話しかけるなオーラ」みたいな雰囲気を漂わせていないし、きっと平和でいい人そうな顔して佇んでいるのだろう。見知らぬオッサンに声をかけられるのはそういう理由だと思う。

と、実に脳天気でお気楽な自己分析である。でも、そんな分析が当たっていて欲しいと思う。素のままで無防備でぶらぶらしていられるなら無上の喜びである。

某日、居酒屋で会社の人間と差し向かいでグダグダ飲んでいた時のこと、隣の席にうら若き女子が2名やってきた。

その店のメニューに馴染みがないようだったので、親切心であれこれ教える。ついでにナンパ心で2,3品おごらせてもらう。

ワーとかキャーとか喜ばれて、今度どこそこに連れてってくださいね、絶対ですよ~とか言われて少し舞い上がる。

しかし、その後まったく連絡は来ない。まあ、そんなものだ。最近私に優しくしてくれる女性はご無沙汰している飲み屋のオネエサンぐらいである。

そして今夜も明日もあさっても、どこかの飲み屋で見知らぬオッサンにナンパされる私だ。

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