2013年12月18日水曜日

ライブ報告


このブログでも何度か書いてきたバンド活動。今年の集大成である「Xマス・望年ライブ」と銘打ったライブが無事終わった。

来ていただいた皆さん、ご協力いただいた皆さんに心から感謝です!

手間ミソだが、大盛況と言える状況でやり遂げることができた。有り難いことです。

今回は、いわゆる対バンはなく、われわれの単独ライブである。メンバー3人の友人知人だけが相手なので、和気あいあいとした時間が過ごせた。

四谷のライブハウスはさほど大きくない規模だったが、用意された椅子は全部埋まったし、立ったまま声援を送ってくれた人々もいた。

肝心の演奏のほうも中年の図々しさのせいで滞りなく大きなミスも無くこなすことができた。

つくづく中年に生まれて良かったと実感した。若者だったら、あのプレッシャーでヘロヘロになるはずだし、ニヤついた顔でド緊張をごまかすことは難しいはずだ。

ずっと中年でいようと思った。

ライブハウスのPAさんにも感謝である。リハーサルの時に若手スタッフの面々にちょっとした魔法?をかけておいたから全力でサポートしてくれた。


スローな曲の際には、エコーを深~く効かせてくれたし、我々のアラを目立たせないようにキッチリ仕事をしてくれた。

無謀にも挑んだ竹内まりあの名曲「駅」も練習の時よりも良い感じに収まった。PAのおかげである。歌ってるこっちまで感情移入してしまったほどだ。

実はライブ直前、それまでの不摂生がたたって喉が壊れかけてしまった。がらがら声になって心底焦った。

寝室の加湿器をフル回転させて全身カビだらけになりながら回復をめざし、前の日には1日中家の中でもマスク姿で過ごした。

そして当日、バンドリーダーの熱い語りにホッとする。

「少しぐらい問題を抱えていた方がうまくいく」。

尊師のような言葉である。絶好調のつもりでやると失敗することが多いらしい。

この日、メンバー3人とも自分たちで決めた集合時間の30分前に集まってしまった。図太そうに見えてこのあたりが小心者オヤジ達の実態である。


開演前の緊張を多種多様な栄養ドリンクや缶入りのウイスキーで紛らわしながらリハーサルに突入。

そこそこ声も出た。演奏する二人も順調である。彼らも中年に生まれてくれて本当に良かった。いつまでも中年でいてほしい。開き直りはオッサンの特権である。

その後、お客様が続々ご来場。楽屋でビビりはじめる。いい年した大人3人が、なぜか楽屋の椅子に座らない。みな立ったままブツブツ言っている。ヘンテコな光景だった。緊張の極地である。

でも、あんな感覚って、日常生活では味わえない。仕事の緊張とは異質だし、美女とムフフになる前の緊張とも大違いだし、一種独特な高揚感がある。

やり終わった達成感にもシビれるが、開演直前の悶々とした時間もシビれる。徐々に視界が狭まってブラックアウトしそうな感覚になる。

そして本番、3人で「AKB~ファイト!!」と意味不明の掛け声を叫んでステージへ移動。

1時間半を超えるファンタスティック・ナイト?である。声もちゃんと出た。MCもそれなりにこなせた。

でも、前回も来てくれた悪友達からはMCのキレがイマイチだったと叱られた。そんなことは百も承知である。理由は単純だ。

私の娘が客席にいたからだ。仕方がない。私の身の上をめぐるキラーワード?を封印して喋っていたのだから許してもらおう。

新メンバーの「松」は、高校生以来の本格的なステージだとか。緊張ぶりぶりだった。でも、そこはオッサンである。しっかり演奏をこなし、コーラスのハモリもバッチリ、ソロもキッチリ歌い上げた。

前メンバーの「旧・松」が休養しちゃう前には、「キミのレベルなら前座だな」と偉そうに「新・松」をイジメていた残りの二人は、今回のステージ上で涙を流しながら土下座(ウソです)。

新メンバーの「松」はまるで半沢直樹である。

リーダーの「富」は相変わらず泰然自若な空気で超絶プレイを繰り返す。彼が最もミュージシャン然とした雰囲気を醸し出していた。

演奏が単調にならないための「オカズ」や「盛り」をしっかり計算しながら、渋い部分は全部持っていった。さすがリーダーである。

私は呑気に歌うだけなので、勝手なテンポに合わせる二人の苦労は大変だったはずだ。まあ、その分、全体のMC進行をキッチリ仕切ったから許してもらうことにする。

メンバー二人は私の歌いっぷりを「どの練習の時よりも良かった」と言ってくれた。これは嬉しいことである。

まあ、オヤジバンドは、メンバー全員が傷をなめあい、オベンチャラを連発し、おだてすかし、なだめ合わないと続かない。今度の反省会でもみんなでベタベタに褒め合うことになりそうだ。


アンコールの「勝手にしやがれ・アコースティック・ノリノリバージョン」では、会場が一体となって「ア~ア~アア~」と盛り上がった。純粋に楽しかった。

終演後のお客様の表情はどことなくホッコリ見えた。これが何より嬉しく有り難かった。音楽の効用って凄いものだと今更ながら感じた。

お褒めの言葉も随分戴いた。メールもいっぱいいただいた。昨年も同じことを書いたが「真に受けます」の一言である。

こういう趣味には図々しさも必要?である。

ついでに今年はもう一言付け加えたい。

「図にのります」。

既に次回公演に向けて決意も新たである。ライブが終わったばかりなのに、もう次を見据えている。

でも、演目の話ではなく、衣装をどうするかという不届きな話で盛り上がっているのが実態である。どこまでも図々しい3人組である。

さてさて、業者さんが撮影した動画はいつ編集が終わるのだろうか。図々しくYouTubeに何曲かアップすることになるはずだ。

なんとなく始めたオヤジバンドだが、ヨレヨレジジイバンドになるまで続けたいと思う。

当日、お越しいただいた皆様、本当に有り難うございました。心から感謝しております!

4 件のコメント:

新松県民 さんのコメント...

お疲れ様でした。
ボーカルとリードギターの先輩達の迷惑にならない様に頑張ったつもりですが、まあなんとかこなせた…と自負しております^_^;
次回までにギターテクをもっと磨いておきます!

↑マジメなコメントで失礼、セニョール!

富豪記者 さんのコメント...

次回はムード歌謡をもっと多用しますか。

おつかれさまでございました!

Nami さんのコメント...

ライブ自体、初めての経験でしたが最初から最後までみなさんの素晴らしい演奏に聴き入ってしまいました。演者も観客も、みな同じ楽しい時間を共有している!という感じの一体感?みたいな…。
色々な意味で行って本当に良かったと思っております。
また次回も宜しくお願いいたします!

富豪記者 さんのコメント...

Namiさま

当日は有り難うございました!
少しでも楽しい気分になっていただけたのなら幸いでございます!

懲りずに続けますのでまたよろしくお願いいたします!