2013年8月30日金曜日

腰痛と寿司


このところなぜか腰の痛みから解放されて快適だ。5年ぐらい前に突然腰痛持ちになって以来、だましだまし暮らしているが、この調子ならバッチグーだ。
最近、40代のオッサン盛りの知人から腰痛話を立て続けに聞く機会があった。

一人は夏休みの初日にギックリ腰になって1週間寝たきりだったらしい。いつリストラされるか分からない立場だったが、たまたま勤務先が一斉休業だったから人知れず寝込んでいられたらしい。

もう一人は腰痛のせいで数ヶ月も店を開けられなかったお寿司屋さん。個人商売だと文字通り死活問題になるから厄介だ。

このお寿司屋さん、以前からヤバいヤバいと思いながら仕事を続けていたが、ある日、まったく動けなくなり長期休業の憂き目に。

中年の腰痛、恐るべしである。


このブログ用にこんなポーズを取らされる我が社の人間も大変だが、これは私がよくやっている腰痛予防の姿勢の一つだ。

デスクワークで前かがみになり、キーボードをチャカチャカ叩く仕事だから、逆の姿勢をとることで全体のバランス調整に役立つ。

私が突然の腰痛で動けなくなったときには、杉並区某所で謎めいた治療院を開いているナゾの整体師に助けてもらった。

指圧でもない、ハリでもない、ゴリゴリ、バキバキみたいな痛いこともしない。よくわからん道具も時に使いながら、全身の波動を探ってサワサワスリスリみたいな感じで施術する。こちらは基本的に横になっているだけ。

何年もお世話になっているが、いまだに何をされているのか分からない。それでも不調の時にはたいてい一発でスッキリ身体が軽くなる。

全身のバランスを補正しているようだ。施術前に片足ずつ2つ用意された体重計に乗せられ体重の左右の偏りをチェックされる。施術後に計り直すと左右の重さが均等に直っているから毎度驚かされる。

どうやって調整しているのかはナゾのままだ。魔力みたいだ。でも心霊ナントカとか呪術みたいな類いではなく、一応、理路整然とした作業だ。

長期休業を余儀なくされたお寿司屋さんもいろんな所に通って治療したそうだが、港区某所で、やはり「ナゾの整体師」に遭遇して、その効果に驚いたそうだ。

然るべき年齢の然るべき人と話していると、たいてい、そうした「ナゾの整体師」を活用している。

私自身、常連顔でお世話になっているナゾの整体師だけでなく、人づてで「田園調布のナゾの整体師」にもかかったことがある。

効き目は実感したが、「大宇宙の波動」みたいな妙に神秘的な話を長々と聞かされたのが億劫だった。

病院でただただコルセットを買わされ、痛み止めの薬を処方されて耐えている人は多い。一種の思考停止だ。

結構アチコチに存在する「ナゾの整体師」は医療じゃないから健康保険も使えないし、効果を実感するまではインチキ臭いから、常に知る人ぞ知る状態だ。

でも、自分と相性の合う「ナゾの整体師」がうまく見つかれば、ヘルニアだろうと怖い手術をしないで何とか快適に暮らせる。

中途半端に医者に行くより効果的だと思う。

さて話を変える。

腰痛で休業していたお寿司屋さんが営業を再開したと聞いて、久しぶりに顔を出してきた。

銀座にある店なのだが、ニクい珍味をアレコレ出してくれるので私にとっては貴重な隠れ家だ。



イカのはらわた(ゴロ)を凍らせてルイベ状に味わう一品と甘~いミソをトッピングした毛ガニだ。

こんなツマミで酒を飲めるのだから幸せな場所である。

席数は多くないが、店自体は広く、おまけにタバコもOKだ。値段も界隈では手軽なほうで、何より珍しい珍味が嬉しい。

そうした条件に加え、店が入っているビルの他のフロアはすべてがクラブ。必然的にホステス同伴客がかなり多かったが、休業していたせいで、同伴利用のホステスが一斉に離れてしまったらしい。

生き馬の目を抜くアノ街で長期休業すると中々厳しい事態になるようだ。

店主の嘆きにいたわりの言葉をかけつつ、心の中では、「混雑しなくなったからラッキーかも」などとニンマリしてしまう。イヤなヤツである。

でも、店の復活を聞いたら客足は徐々に戻るはずだから、そのうち、フラッと訪ねても席がない日が遠からず来ると思う。

なんだっけ、腰の話だった。いや、寿司の話だ。

よく分からなない話になってしまった。

腰の調子が良ければ寿司もウマい!

そんな結論でスイマセン。

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