2013年8月23日金曜日

玄人か素人か

とある知り合いに珍妙なことを言われた。

「玄人専門らしいですね」。

女性の好みをめぐる話題で、そんなことを言われた私は一体何者だろう。

玄人専門?、「くろうと」の定義って何だ?

吉原に通い詰めたいけど、遠いから行かないし、イメクラ、デリヘルとかも縁が無い。池袋で深夜の立ちんぼと仲良くした経験も無い。

よく聞いてみると、どうやら春を売る専門の玄人ではなく、水商売全体を指す意味だったらしい。

要するにOLとか人妻とかそういう「素人」ではなく、水商売関係の「玄人」ばかりに目が行く男だと思われていたらしい。

大いなる誤解である。決して玄人専門ではない。誰でもいい、いや、何だってOK、いや、そういうわけではない。優しくしてくれる人ならジャンル?を問わず大歓迎である。

さて、玄人と素人という分類も何だか曖昧だ。俗に言う素人の中にも売春婦みたいな人はいるし、玄人にだって妙に純情な人はいる。

まあ一般的に夜の社交業に従事する女性は、男あしらいになれているわけで、その点では玄人という分類になるのだろう。それだって、プロ意識に欠けるヘタレも多いから、ますます分類分けは難しい。

男の目線で「振り回されたら腹が立つか」という角度で比較すると、その違いは明瞭だ。玄人さんに振り回される分には、「まあ仕方ないな」で済む。素人さんだとそうもいかない。腹が立ったり恨みたくなったりする。

そう考えると、女性に振り回されたいMな私としては玄人さんに痛い目に遭わされた方が変にウジウジしないだけマシだ。

「客」というポジションは気になる女性相手には壁でしかないが、逆に言えば、逃げ場にもなる。

そんなビミョーな話を書いていると、「玄人好き」とかいうヘンテコなレッテルを完全払拭できないハメに陥りそうだから適当にしよう。

まあ、優しくしてくれる女性なら、玄人だの素人は関係ない。長い間、男を生きてくると、いちいちそんなことには構っていられない。

さすがにサセコみたいなのはご勘弁だが、玄人だろうが素人だろうが、薄皮一枚ひん剥げば、みなさん生身の女性である。

相性が合うかどうか。それだけだ。

一体何が書きたかったのかよくわからなくなってきた。

そうだ。スーパーコスプレカラオケ選手権の話だった。「素人」の女性20名ほどが咲き乱れた楽しい宴の話だ。


この日は、4グループが集結。それぞれのグループの女性同士は面識がないものの、コスプレで盛りあがると、同類のよしみ?でワイワイガヤガヤである。

対する男性はわずか4名だった。そう書くと天国みたいに思えるが、そうでもない。収拾つかない感じとでも言おうか。シッチャカメッチャカである。

男性は一応、審査員だ。というか、あの女子軍団のパワーを前にしたら、こちらの美声を聴かせる余裕などない。聴き役に徹する。

とか言いながら、ここに載せられないようなローアングルのスケベ画像を撮影してニタニタしていた。気づいたら誰からもアドレス一つ教えてもらえずお開きになっていた。そんなもんだ。

ミススカポリスやミニスカナース、メイドさんにチャイナドレス、犯罪のようなセーラー服や得体の知れ合いターザンみたいなカッコや半ケツが出ている女子もいた。


20代前半から40代前半まで。ヘンテコなカッコだとみなさん年齢不詳である。「素人さん20名」と書いたが、あのノリとサービス精神を目の当たりにすると、玄人とか素人とかの線引きもよくわからなくなる。

コスプレは女子にとって楽しいものらしい。もともとスーツぐらいしかオシャレができない男と違って、女性の場合は、化粧や髪型、着るものを取っ替え引っかえすることで、自分自身に変化をつけて楽しむ生き物だ。

婦警さんやメイドのカッコなど日常では有り得ないから、何だか目付きも変わって、ハイテンションになっていた。魔物みたいだ。

ちなみに、男がコスプレしたらどうなんだろう。スーパーマンとかガッチャマンみたいなカッコに着替えて歌い踊れと言われたら、あんなにノリノリになるだろうか。多分無理だ。

やはり女性と男性は生き物としてまったく異なる種別だと思う。寿命が違うのも納得である。


この日のコスチュームはあらかじめ用意されたものが大半だったが、いまどきのカラオケボックスには、いろんなコスプレ衣装が用意されていることが珍しくない。

変身して歌うという行為が、思った以上に世の中で普通のことになっているのかもしれない。多かれ少なかれ変身願望は誰にだってあるのだろう。

私も変身したくなってきた。宇宙戦隊みたいな衣装でも買ってみようか。それに身を包んで出社したら結構カッチョいいかもしれない。

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