2013年2月4日月曜日

霊視体験


占いを安直に信じたり、ご神託?にすがるような人間ではないのだが、先日、珍しくその筋の人にジックリ話を聞く機会があった。

霊験あらたかな初老の女性占い師さんが相手。何年か前に何度か通ってやり取りをしたのだが、正直、首をひねる部分もあったので、ある時を最後に訪ねるのをやめていた。

最近、いろいろとウツウツと思い悩むテーマが重なったので久しぶりに出かけてみた。予約が取れずに数ヶ月待ちもザラなのだが、たまたまキャンセルが出たそうでスムーズに面談。

そんなスムーズな流れ自体が、すでに「縁」だとか「宿命」的なものと関係しているらしい。なかなかエスパーな世界ではある。

以前、この人に言われたのだが、私にはエスパー体質が備わっているそうだ。お化けが見えちゃったりするわけではないが、変な第六感というか超感覚的感覚?があるらしい。

実は、この人との過去のやり取りの中で具体的に不思議な現象に遭遇したこともあるので、そういう不思議ちゃんみたいな要素を全否定するつもりはない。

エピソードを具体的に書くと、怖がったり、笑い出す人もいそうだから、内容は内緒にしておく。「エスパー的なこと」とだけ言っておこう。

さてさて、その占い師さんは、四柱推命や易などに自らの霊視をハイブリッドさせて色々なものを見抜く特殊な人である。

そう書くとウサン臭い感じもするが、過去に何度かやり取りをする中で、ある程度信じざるを得ないような洞察なり指摘を受けているので、たとえ話半分でも参考になればと思って訪ねてみた。

2時間の枠で面談したのだが、なかなか面白かった。いや、だいぶスッキリした。思い悩んでも仕方のないことをウジウジ思い悩んでいるより、よほど生産的な時間だった。

この人、相談相手のヤバい様子が見えてしまっても、ストレートに指摘せずにやんわり遠回しに注意を与えるような物言いをしてくれる。

私自身、これから2年半ぐらい、かなり運勢面でマズい時期に入っているそうだが、さすがに「大病します」とか「死んじゃいます」などの言い方はしない。

本当は死相が見えちゃっているのかもしれないが、そういうオドシは使わないので、こっちも助かる。

霊視的な部分については、こういうところに書くのも気が引けるから曖昧にするが、結構ジンジンさせられた。ちょっと泣きそうになった。いや、ちょっとだけウルウルした。

おいしいトコ取り!それに尽きる。自分に都合の良いことだけ信じておけば平和だろう。

今回改めて感じたのだが、占いとか、霊感とか、そういうディテールはさておき、「誰かに心情を打ち明ける」こと自体が大事なんだろう。

話をすることが、心の解放というか、深層心理の中のさざ波を和らげる効果がある。心療内科だとか精神科だって要はそういう役割だし、占いにもカウンセリング的な側面がある。

「人様に言ったところで始まらない」、「話したところで何をしてもらえるわけじゃない」、はたまた「占いなんてアホくさい」。それぞれもっともだと思う。私自身、そういう否定的な態度を取る人間だ。

そんな私でも自分のバイオリズムが低調な時に、前向きになれる指摘を受ければ気分が上がっていく。

今回の「霊視体験」も信じるとか信じないという次元ではなく、カウンセリングだと捉えれば実に有意義だった。

ちなみに欧米諸国では普通の人達が普通にカウンセラーを活用するそうだ。日本の場合、悩みや弱みを人に見せたくないといった風潮のせいもあって、カウンセリングをうまく活用している人は少ない。

「弱い人間だと思われたくない」。男性特有の痩せ我慢体質も多分に影響しているのだろうが、いっぱしのオトナとして生きていればそんな悠長なことを言えない時だってある。

人間は弱いと開き直ったほうが賢明なんだろう。

まあ、こんなことをグダグダ書いていても仕方がない。

とりあえず、「エスパー面談」で言われた前向きな話だけを無邪気に信じて行こうと思う。

とりあえず、孤独死はしないで済むらしい。

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