2011年3月18日金曜日

大阪なう

大阪にいます。退避中です。というか、一応正当な出張ではある。

新聞稼業の宿命は何があっても発行をやめないという気概だ。
原発うんぬんだけの問題ではなく、今後電力が悲惨な状況になる首都圏を考えると
代替え的な印刷、発送業務の想定をきっちり判断し、プランBとかプランCを決めておく必要がある。

わが社は自前の輪転機を持つほど大会社ではないので、委託の印刷会社の状況は非常に気になる。計画停電エリアであり、実際に停電が実行されているわけだが、すでに出ている支障は乗り越えても、今後数ヶ月間違い無く不安定になるわけだから、念のための代替え策は必要だ。

大阪の新聞印刷専業会社と協議し、有難い対応を確約してもらい、これから具体的な想定に基づき、あれこれとテストなどをする段階だ。発送関係もメドが立ちそうで、これで何とか最悪の想定が現実になっても、発行停止は避けられそうだ。

この作業がうまく運べば、私のスタコラサッサと脱出した行為も立派な危機管理業務と言い換えられる。

原発一辺倒の報道が目につくが、運良く収まっても、電力不足回復のメドが立たない首都圏経済葉は深刻な事態になることは間違いない。もちろん、被災地の大変さに比べればハナクソみたいな話なのだろうが、被災地以外が堅調に動くことを考えることも大事だ。

首都圏のこれからを考えると結構シビアな事態が予想される。夏場なんて修羅場だ。熱中症が社会問題化するのは必至だ。何とかウルトラC案が出てきて欲しい。

やはり大阪にヘッドオフィスを一時的に移すような検討も必要だろう。

まあ暗いことばかり考えていても仕方ない。北新地あたりで富豪的に飲み歩くことを考えよう。

ところで、どうしても書いておきたいことがある。

政府が必死に自体打開に動いていることは承知の上で、あえて思い切り文句を言いたい。

仙谷さんがなぜか官房副長官に起用された。復興担当大臣になるという話もある。

この人、ほんの数ヶ月間に何を言ったか改めて書く。

「自衛隊は暴力装置」。

こんなことを言った人間が対策本部の中枢に陣取る異常さが許せない。
まず最初にすべきは、福島の原発に出向いて命がけで作業している自衛官に土下座することだ。
防護服を借りてでもいいから、現場でケジメつけるのがすじだ。

ついでに蓮舫大臣さま。節電啓蒙担当とかいう急ごしらえの肩書きもらって張り切っているようだが、この人の知名度アップのきっかけになった去年の事業仕分けを思い出してもらいたい。

「スーパー堤防を作る意味がわかんない」という趣旨の発言で、事業の無駄判定をくだした張本人だ。

このふたりが中枢で防護服に身をまとってシノゴの言ってることは、まさに喜劇であり、悲劇だ。

この事実だけは国民として決して忘れてはいけないと思う。

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