2011年3月7日月曜日

日々雑感

とある高層ビルの地下テナントにあるロッテリアに行った。朝の早い時間なので注文できるメニューが限られている。馴れていないオジサンである私はカウンターでオロオロ。

すると天使のような笑顔の可愛い女性が親切丁寧にいろいろ解説してオススメメニューを選んでくれた。

髪の毛が北新地のホステスさんのようにトーテムポールのようにそびえ立っていたのが印象的だったが、弾ける笑顔にきらきら光る瞳。グッときた。

この時は店内で食べずにテイクアウトしたのだが、そのコが店を出るまで見送ってくれた。気分良くアーケードを歩き始めた私。するとさっきのロッテリアのコが小走りに追っかけてきた。

忘れ物でもしたのかなと思ったのだが、いきなりそのコが腕を組んできた。結構ビックリ。そしておもむろに背伸びした彼女は私の耳たぶを軽く噛んだ。

そして、「これ私の連絡先です」と小さなメモ用紙を渡して、慌てて店に戻っていった。


そんな夢を見た。

実に幸せな夢だった。あのコにまた会いたい。どうすれば会えるのだろうか?

日頃、悪い夢ばかり見ている私だが、時にはこんな嬉しい夢も見る。悪い夢と良い夢はどういう深層心理の違いが影響しているのだろう。

先日見た別の夢は不快極まりない内容で、目覚めてからしばらく不機嫌だった。疎外感、孤立感たっぷりのイヤな夢だった。

とある料亭風の店に予定時間寄り少し遅れて到着した私。この日は、退職する社員の送別会だと聞いていた。

仲居さんに案内されて部屋に着く。ふすまを開けて入っていくと正面の壁に大きく私の名前と「長い間おつかれさまでした」と書かれた垂れ幕がかかっている。

見回すと全社員だけでなく、仕事関係の知り合いや私の家族親戚が顔を揃えている。なぜか私の送別会という設定で、そのことを知らないのは私だけ。

キョトンとする私に向かって方々から「おつかれさまでした」「ごくろうさまでした」という声が飛び交う。

ただ、居合わせた面々は全員が全員、私を軽蔑するようなイジワルで冷ややかな顔付き。なんとなくハメられたこと、策略によって追放されたことに気付き始める私。

わが鬼嫁に救いを求めたが、私の問いかけにまったく答えず冷笑を浮かべながら「おつかれさま」と同じセリフだけを繰り返す。

周りの誰に話しかけても誰もが「おつかれさま」と「ごくろうさま」と冷ややかに言うだけ。誰も目を合わせない。会話がまったく成立しない。

司会役の人間が勝手に私の経歴を読み上げ、今日をもってすべてから退くことはまことに残念とかなんとか語っている。

最悪の夢だ。

顔の見えない「敵」が生きたままのスカンクを次から次に岩に叩きつけて殺し、その死体を私に向かってバンバン投げてくる恐ろしい夢をここ数年で3回ぐらい見た。それはそれで恐ろしいのだが、「追放される私」という新しいパターンの悪夢は別な意味で冷や汗たっぷりだ。

ストレスという言葉を安易に使うのはイキではないが、やはり悪夢にはそのへんが影響しているのだろう。

ケガをしたベーシストの代わりにプリンセスプリンセスの武道館公演に急きょメンバーとして参加する楽しい夢を何度も見ているのだが、最近はすっかりご無沙汰だ。あれは精神状態が良好な時にしか見ないようだ。

考えてみれば、最近は仕事に関連したうっとおしい案件がいくつか重ねっている。いつの間にか駅のホームの端に立たなくなったし、交差点の信号待ちでもなるべく後方に立つようになった。恨まれることはしていないが、世の中には逆恨みという厄介な感情もある。

粛々と片付けていけばなんでもない話ではあるが、純情のかたまり?みたいな私だ。どこかで何かに脅えているのだろうか。

もっと大らかに、もっとノホホンと日々を過ごさないとなるまい。まあ、スカンクの死体がびゅんびゅん飛んでくる経験まで積んだ私だ。きっと少しづつ図太くなっているはずだ。

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