2011年3月4日金曜日

同窓の夜

先日、中学高校の後輩が訪ねてきた。私の職場の近くに住まいがある関係で、時たま一緒に遊ぶのだが、この日は2年ぶりの再会。

後輩といっても1学年下なので、立派な中年だ。後輩のクセにしっかりハゲ始めている。幼かったイメージが強い後輩がハゲるという驚愕の事実は、私自身の老化をいやでも思い知らされる。

さほど規模の大きな学校ではなかったので、上も下も同じような系統の一派でつるむような感覚があった。私とその後輩も部活が一緒だったわけでもないのに何となく親しかった。

遊び相手の女子高生を融通し合ったこともある。

その日は、このブログで2度ほど書いた私の同級生が始めたおでん屋を訪ねた。途中で、別の同級生も呼び出す。30代の頃に励んだ草野球チームで黄金バッテリー?を組んだ旧友だ。彼はその後輩の部活の先輩でもあり、あれこれと思い出話で盛り上がる。

ちょっと話が逸れる。このおでん屋さんには、ひと月ほど前に6名ほどのバアサン連合が襲来した。その一味の正体は、われわれバカ息子達を産み育てた母親連合だ。

私の母親もこの日呑んだ旧友の母親も参加したそうだ。30年いや40年近く前に子どもの学校の父兄だったという関係が、いまも定例飲み会として続いているというのは凄いことだと思う。

おでん屋店主に聞いたところ、バアサン連合はかなりガンガン呑んで帰ったそうだ。不思議なことに集まったバアサン連合のほとんどが夫、すなわち我々バカ息子達の父親に先立たれている。だからウキウキ呑んでいる。

やはり女は強し、母は強しだろう。

男子校だったので、当然悪友連中はみんな男だ。父親ばかりがとっととあの世に行って、母親達はバリバリ遊んでいる現実は男として結構せつない。実にビミョーだ。

さて話を戻す。

しこたま呑んでから銀座に移動。これまた4学年上の同窓の先輩がオーナーを務めるクラブに行ってみた。先輩は不在だったが、店の人が携帯に連絡してくれた。あれこれ可愛い後輩ぶって話をしていたら、ボトルを2本もプレゼントしてくれた。有難い限り。
もつべき者は先輩だ。

途中別件で、幼稚園から高校まで一緒だった旧友に連絡して、もうすぐ銀座で働き始めることになった1学年上の先輩とコンタクトしてもらう。

その先輩からはすぐにメールをもらい、今後の展望などを聞く。この先輩とは高校の頃、いろいろな事情で夏休みの1ヶ月、二人で毎日勉強するはめになった間柄。昨年、これまた同窓生関係のお葬式で久しぶりに再会した。神妙な顔をしていなければいけない場所で、再会にハシャいでしまった私だ。

その後、3軒目に移動。相当酔っていたようだが、楽しく呑む。この店には、やはり同窓の1学年下の別な後輩が来ることがあるようで、近々再会するかもしれない。そんな奇遇もまた楽しい。

何だかんだ言って、この日はすっかり「同窓の日」だった。10代の頃のアホバカ当時そのままを30年ぐらい経っても再現できるから旧友は得難い。

若い頃は旧友と会っても、ついつい気負ってしまうような、力んでしまうような若造独特の感覚も少しあったが、いいオッサンになるとそういう余計な気分は無くなる。ただ単純に素になれる。

近いうちにやはり小学校時代から一緒だった旧友の激励会を予定している。きっと、毎度毎度変わらないくだらない話を肴に痛飲するのだろう。

ゲロを吐かない程度に呑まねば・・・。

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