2010年7月7日水曜日

同窓会症候群

同窓会症候群みたいな話が世の中結構あふれている。いい年して昔の同級生との再会に燃え上がってチチクリ合うみたいな話だ。

そういう人が凄く多いらしい。

なんだかなあ~って感じだ。そんな安直な発想でよいのだろうか。勝負していない感じというか、頑張ってない感じがちょっと気にいらない。もっと新しいフィールドに攻め入らないといけない気がする。

必ずしも頑張って勝負しなきゃならないわけではないが、やはり男女の関係って、もっと謎めいて、険しい道?であって欲しい。

まあ、いつも手近なところで安直な行為にふけっている私なので、そんなエラソーなことは言えない。

私だって同窓会ナントカ状態的な場面になれば、きっと安直な行動に出るような気がする。

といっても、小学校から男子校だったから、同窓会があってもオカマ同級生からディープキスを喰らうぐらいで事件は起きていない。

そんな私だが、先日なかなか楽しい会合に参加した。中学高校当時に遊んでいた女友達連合との再会だ。

20年~25年ぶりだろうか。レッキとしたオジサンとオバサンの集まりなのだが、昭和50年代、1980年代の若者に戻った気分でワイワイと騒いだ。

四半世紀ぶりに会うのに、最初から打ち解けている変な感覚がきっと冒頭で書いたような同窓会ナントカ状態につながるのだろう。分からなくはない。

当時、こちらが男子校だったので、仲良くしていたのは女子校の人々。この日久しぶりにあった女子チームはセーラー服に白いハイソックス、髪型はたいてい松田聖子だったわけだが、皆さん随分“進化”している。

まあ、腹部大膨張とか顔面大崩壊みたいな変化を遂げていたらそういう会合には出てこないだろう。そういう意味では皆様「全然OK」(?)なのだが、私としてはセーラー服にハイソックスの幻影がちらついて何となく落ち着かなかった。

逆にいえばこちらだって相手チームから同じように見られたのだろう。現在の姿形、態度なんかを当時の凛々しい詰め襟姿にダブらされたらきっと変な感じだ。

男ももちろん、20年、25年も経てばあの頃のツヤツヤ感?は消え去っている。私自身、最近は髪にも白いものが増殖中、鼻毛なんて白いものばかりだ。

加齢を渋みと読み替えてもらえれば御の字だろう。

大学生のお子さんがいるママもいた。びっくりだ。そのコが不良だったら、すぐにでも“祖母”になれる。。。ちょっと飛躍しすぎか。

たまたま私の姪っ子が彼女たちの母校に通っている。姪は高校生だから、あの頃の彼女たちとまったく同じ格好をしている。凄く不思議だし、そう考えるとやはり年月を感じる。

でも姪っ子のことを考えると、当時の彼女たちは真面目そうに見えて不良だったんだなあと実感する。自分のことを棚に上げてそう思う。

この日、夜更けまで騒ぎながら、ついついふた昔前の感覚に戻って沢山のことを思い出した。タイムマシン気分だ。

酩酊して帰宅。あのぐらい呑んだら若い頃はゲロゲロ太郎だったはずだが、新陳代謝が鈍化した今、そういう恐れはない。これもひとつの加齢的変化だ。

自分自身何も変わってないつもりが、20年、25年という時間の経過によって随分変化したのだろう。いろいろなものを積んだり下ろしたりしてきたんだなあと妙に哲学的な気分になる。

最近どうも“振り返り”が多くなってきた。いかんいかん。最晩年じゃあるまいし、こんなことではいけない。もっと前進しなければ。

また新しいフィールドに“狩り”に出ることにしよう。

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