2010年1月8日金曜日

カニで冷える

このところやたらと身体が冷える。季節のせいばかりではなさそうだ。カニが原因だろう。カニは身体を冷やす食べ物として有名だ。

医食同源の中華料理なんかだと暖め効果のあるショウガ汁やスープなどをカニ料理とセットで提供する。気取った習慣だなあと思っていたのだが、カニばかり食べていると本当に冷える。

せめてお供はお燗酒にすればいいのに、冷凍庫で冷やしたウイスキーでハイボールを作る始末。とことん冷える。おかげで最近は寝る前に葛根湯が欠かせないし、湯タンポまで愛用しはじめた。

ちなみに捻挫や打撲など炎症系の状態にあるときにはカニ食いが推奨されるらしい。そのぐらい冷えちゃう効果があるわけだ。それだけでなく、砕いたカニを湿布代わりに炎症を起している箇所に貼り付けるような治療法もあるらしい。カニ恐るべしだ。

冷え冷えのせいで、最近は下着までジジイイ臭くなってしまった私だが、それでもカニばかり食べている。年末年始も、毛ガニ、タラバ、ズワイなんでも来いとばかりに食べた。

生きてる毛ガニを買ってきて茹でてみたり、頂き物の缶詰や甲羅盛りまでムシャムシャと頬ばった。

ほじくった後の殻を茹でて、その出し汁で炊き込みご飯を作ったりもした。余すところなくカニ攻勢に明け暮れている。

さすがに飽きる時もある。それでもカニに目が行く。魚屋やデパ地下で見かけるとついつい購入してしまう。なんか取り憑かれているみたいだ。

カニに飽きた時は飽きた時で、自宅キッチンの魚焼機の世話になる。あとあと魚焼機を洗うのが面倒なので、ほぐした身や殻付きの身をホイルにつつんで全自動スイッチオン。これでホクホクした別モノの出来上がりだ。

スーパーなどで見かける安いタラバやズワイの脚なんかも、そのまま食べると臭みや水っぽさが気になるが、簡単全自動ホイル焼にすることで、一気に旨味や甘味がアップして結構満足できる。

正月のある日、自分で茹でたデカい毛ガニがあったのだが、さすがに飽きてしまい随分な量が残ってしまった。翌日、カニフォークで残り身をほじくりまくった。カニミソもあったので結構な量の「カニ身のカニミソ和え」が出来上がった。

このまま食べても良かったが、ホイル焼にしてみた。かなりイケる。ミソも香ばしくなってホンワカホクホクのカニになった。

余り物のカニも立派なごちそうになった。ホイル焼に気付いたので今後はカニを多めに買ってきてもムダにしないで済みそうだ。ウッシッシ。

ちなみにこのところ「かに道楽」に行っていない。そろそろ禁断症状が出そうだ。天下の「かに道楽」チェーンは東京の然るべき繁華街には進出しているのだが、なぜだかわが社がそびえ立つ池袋には存在しない。

新宿には3店舗ぐらいあるし、練馬にまであるのになぜだか池袋は外されている。ある意味キッチュな池袋にこそ「カニ道楽」が似合うような気がするのだが。

まあ池袋店が出来た暁には、連日通いそうだから今のままで良しとしよう。

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