2009年8月4日火曜日

ファン・ロペス


禁煙してから2か月が経った。さすがに成功と言っていい時期だろう。でもまだ隣の席から漂ってくる煙についつい誘惑される。

「もっと副流煙をちょうだい」。そんな気持ちでいっぱいだ。

禁煙した途端、タバコをこれみよがしに毛嫌いする人がいる。あういう人間性はいかがなもんだろう。一度愛した人を口汚くののしるヤツみたいでダメダメだ。

だから私は禁煙してもタバコ否定論者になる気はない。実際に旨いものだと思うし、「百害あって一利無し」とは思わない。三十八利ぐらいはあると思う。

禁煙挑戦とともに葉巻もしばらく控えていたのだが、最近こっちは解禁。一応、吸い込まないという一点のみで紙巻きタバコとは明確に一線を画す。肺がんにはならずとも咽頭がん、舌ガンのリスクは物凄く高いそうだ。困ったものだ。

禁煙という文字面だけみれば、葉巻もやめなければならないが、私が実行中なのはあくまで禁タバコ。ふかすだけの葉巻は嗜好品として愛用し続けるつもりだ。

数年前の一時期、毎日毎日ハバナ産のロブストサイズをアレコレふかしていた。1日2本平均のペースだったので、資金的にマイッた。

日本での定価が1本1500円ぐらいはザラ。2本もふかしたら1日3~4千円の出費だ。エセ富豪としてはキツイ。

そんなこんだで、インターネットを活用した海外直輸入を研究・実践して格安で入手するようになった。まとめ買いだと割引率も高く、50本単位のキャンペーン商品に当たると日本の定価の3分の1ぐらいで上物が入手できる。

最近は、ばかばか吸わないので、以前に大量入手した葉巻が自宅のヒュミドールに随分と眠っている。

もちろん、わざわざ持ち歩かなくても六本木・銀座あたりのバーや一部のクラブにもハバナ産の葉巻が常備してある。この手の店ではさすがに保存状態も良く、安心して購入できる。

私がもっとも好きなのはファン・ロペスのロブストだ。セレクション№2という銘柄だが専門店以外ではなかなか見つからないのがシャクだ。

ほんのり甘めのフレーバーだが、軽すぎず、しっかりと煙の存在感を楽しめる。個性的ではないという評価もあるようだが、私との相性はすこぶる良好。

ロブストと言えばコイーバ・ロブストの絶対的美味しさも捨てがたい。ロメオ・Y・ジュリエッタのショートチャーチルもアロマは弱めに感じるが安定的に美味しい。

他にもロブストサイズには名品が多いが、アマノジャクな私としては、ウレ線ではないファン・ロペスに妙に惹かれる。

葉巻のウンチクを書き始めたらキリがない。私自身の葉巻デビューがカリブ海ばかり旅していた頃なので、思い出もいっぱいある。

機会があったらそんな話も書いてみたい。

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