2009年7月15日水曜日

シンコ 青魚賛歌

禁煙は意外に簡単に成功した。悶々とする苦悩をブログのネタにしようと考えていたのに予想外に簡単に終わってしまった。

家で愛飲する黒豆茶と毎日摂取している黒酢のせいで血圧が相当下がった。今では上が100チョット。こんなに下がると逆にふらつくんじゃないかと心配だ。

なんだかんだと健康になってきた。タバコも吸わない、血圧も高くないとなったら、デブのままでも問題ない。遠からず行う予定の血液検査が楽しみだ。

とはいいながら、珍味好きの宿命で尿酸値は高値安定を続けているはず。冬場は白子、アンキモ、カラスミ等々のオールスターの季節なので仕方ない。ただ最近は夏場なのに魚卵などのプリン体含有量の高いモノばかり食べている。

ある晩、珍味に頼らずにお寿司屋さんでの時間を楽しもうと計画してみた。高田馬場・鮨源にてヘルシー指向の青魚オンパレードを実行してみた。

まずはカツオ。タタキ風に炙ってもらってニンニクスライスで堪能。青魚といってもカツオの場合はちょっと別格。実はプリン体の含有量の多い魚なのだが、魚卵系じゃないからヘルシーだと都合良く解釈。

ナマのサンマがあると聞いて迷わず注文。充分に脂がのっていて刺身にしたら絶品。刺身だけでなく塩を振った皮目を炙ったタタキ風の逸品も登場。大根おろしをトッピングして食べる。最高だ。

一般的に青魚といえば、アジやイワシ、サンマあたりを指す。どちらかといえば食物連鎖の下位のほうにいる。実に献身的な面々だ。食べられる宿命を生まれながらに背負っている。

おまけに青魚には、DHAとか脂肪酸とかが豊富らしい。どんな効能だかは知らない。でも聞くところによると頭が良くなったり、痩せられたりするらしい。バカデブオヤジの私としては毎日でも食べる必要がある。

鮮度の良い旬の青魚を食べていると身体が喜ぶような気がする。多分気のせいだろうが、どうせならそんな気分で楽しみたい。

「ウニ山盛り」とか「こぼれイクラ」などは死ぬほど旨い。でも、食べ続けていると、気のせいだが身体からつらそうな悲鳴が聞こえる。

牛丼とかハンバーガー、ピザ、カツ丼なんかもそうだ。ウホウホ食べていても、身体の奥から悲鳴が聞こえるような気がする。

さてさて青魚だ。目の前のネタケースには極上青魚が燦然と輝いている。切り身になったばかりのアジが私を呼んでいたので、ワガママオーダーでアジフライを注文。

刺身用の上等な素材でアジフライだ。おまけに小骨すら無い。すべてふっくら。贅沢アジフライをソースをもらって堪能。最高だ。

この日は、青魚以外にも鰻の串焼などを注文して夏バテ予防に取り組む。握りも青魚中心にした。

イワシやアジってモノが良ければどんな高級魚にも引けを取らない旨い魚だと思う。生き腐れと呼ばれるように足が速いせいで敬遠されてしまうが、本来の実力は相当なもの。

「国民魚」と呼んでもいいと思う。

この日のハイライトは、青魚界のマイケル・ジャクソンとでも呼びたい「シンコ」様だ。私にとって今年の初物だ。

いわずと知れたコハダの赤ちゃんだ。スミイカの赤ん坊である新イカとともに夏のスーパースターだ。

口に含んだ瞬間から、柔らかくなめらかな禁断の食感に感動。はかなげな感触が堪らない。甘噛みしながら味わうような感じ。実に官能的だ。

画像は4枚づけのシンコと普通のコハダ。コハダはコハダでやっぱり旨い。

煮ても焼いても食えない魚として敬遠されていたコハダ。塩や酢の魔法で江戸前の寿司ダネにとって欠かせない存在になった。つくづく先人の知恵と工夫に敬服。

そんなコハダの赤ん坊まで初夏の風物詩に仕立て上げた江戸っ子のセンスとどん欲さにバンザイ三唱って感じだ。

満開の桜、一面の紅葉とおなじくらい季節感を表わしているシンコ。今年は何匹ぐらい食べちゃうのだろうか。。。

2 件のコメント:

runa さんのコメント...

なぜか、ここ一週間ほどアジフライにハマっていて、
ふと、効能を知りたくなったのでスマホで検索♪( ´▽`)
そしたら…
こちら様のブログを開く事になりましたのよ♪

はじめまして、アメブロのrunaと申しますσ(^_^;)
また、訪問させていただきますね♡

富豪記者 さんのコメント...

runaさま

アジフライ、奥が深いですよね!

またよろしくお願いいたします!