2009年2月5日木曜日

言い訳

今日は言い訳を書こうと思う。最近、友人知人からこのブログが原因のイヤミや文句を言われることが多くなった。読んでもらうだけで感謝しないといけないのだが、皆さん辛辣だ。

「イヤミったらしい」、「何が富豪だ、バカ」、「エセリッチ・・」、「普段エロ話しかしないくせに気取ってるんじゃない」・・。まあこんな趣旨の指摘を受ける。

もともと、このブログを始めたのは、わが社のSEO対策の一環だった。いまやあらゆる業種、分野でインターネット対策の王道がブログの展開。わが社の担当者も時勢に応じた作戦を考えたわけだ。

とはいえ、自社商品のヨイショ話ばかりでは、興味を持ってもらえるはずもない。わが社のシステム担当に注文されたのは、富裕層の人が興味を持ちそうな内容に限定してくれということ。

おかげでラーメンを食べた話とか、回転寿司で感動した話とか、松屋と吉野家の牛丼比較ネタとかはNGになってしまった。

「銀座のクラブとかでエラソーな顔して呑んでるんでしょ?だったらそういう話を中心に、ウチの商品に興味を持ってもらうように話をまとめてくれ」。

考えてみたら無茶な注文だ。まさに、言うは易し・・って感じで今も苦悩中だ。

そうは言っても、元来モノを書くのが嫌いではなかったので、試行錯誤しながら続けている。いつのまにか楽しむ余裕も出てきた。時間のある時に2,3日分書きためておく習慣もついた。

このブログを見て新規のお客さんが何度か来てくれたと喜んだ店もある。人に喜ばれるのは素直に嬉しい。ただ、わが社の担当者からは、ブログの影響でわが社が潤ったという話はちっとも聞かない。ここは大問題だ。

ところで、ブログのせいで、改めて書くことの効用に気付いた。普段思っていたり、漠然と感じていたりすることは多いが、それを文字にすることで、予想以上に脳みそが整理される。

思えば長いこと原稿を書く仕事をしてきた。若かりし頃は、締め切りの関係とかで、煮詰まっていないはずの取材内容をやっつけで原稿にまとめることが多かった。

書く前は不安でも、書き始めてしまえばそれなりに形になってくる。そもそも書く仕事に完璧というものはない。充分すぎるほど取材が済んでいてもロクな原稿が書けなかったり、逆に準備不足でもそれに応じて大反響を呼ぶような記事に仕上がることだってある。

このブログについても、ネタがないなあと思っていても、ふとしたことを書き始めてしまえば、なんとか言葉はつながっていく。アノ話を書こう、こんな話を書こうなどと気負っていると逆にうまく文章が作れなかったりする。実に不思議だ。

それこそ今日は何を書きたかったのだろう。

そうだ。富豪っぽくない題材をこのブログで取り上げないことの言い訳だ。言い訳ついでに、本来富豪ではない私が今一番食べたいものを書き殴っておく。

すきやの「お好み牛玉丼」がそれ。キャベツ・かつおぶし・青のりといった具材が牛丼の具と混ざり合って、おまけにオタフクの甘辛ソースとピリ辛マヨネーズがアクセントに使われているらしい。

食べたくて食べたくて夢にまで出てくるが、いまだ味わったことがない。これ以上太っても誰も誉めてくれないだろうから我慢し続けている。自宅や会社の近所に「すきや」がないことでナントカ助かっている。

もし、禁断の味を注文することになったら、私が迷わず選んでしまうのは「特盛り」だ。すきやのホームページを見たら、特盛りは670円だという。そんな値段で幸せが買えるなら何個でも食べたい。

でもカロリー表示にビックリ。なんと1277kcal。摂取所要時間は私の場合、7~8分だろう。

やはりヤメておこう。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

いいえ、富豪ですよ。記者としては特に。
よりうまいもの、上質なるモノ、至高の味、上品の酒・・・
上質な環境でいただくことの意味。
ライフスタイルとして、上質さを求める気持ちが無ければ、貧して鈍すると思います。
いいなぁ~ と憧憬を持てるもので、これからもずっと読ませていただきたいです。

富豪記者 さんのコメント...

貧すれば鈍す。。。ホントにこの言葉ほど怖いものはありません・・・。
同じ貧でも「品」とか「賓」を大事にしたい!