2008年10月29日水曜日

おぐ羅と「M」

おでん屋さんが混雑してきた。先日、銀座の「おぐ羅」に運良くふらっと入れたが、夜の8時半頃だったので、ひと波さったタイミングのおかげ。

カツオが大好きな私は、この時期、おぐ羅の定番であるカツオのタタキをちゅうちょ無く注文する。この店の場合、カツオ自体の質はもちろんだが、タップリの薬味とタップリのポン酢で供されるのが特徴。

大げさにいえば、カツオの姿が見えないぐらいの状態だ。この理由は、カツオが無くなってからのお楽しみ。ポン酢と薬味がしっかり残った器にアツアツのおでんの豆腐を入れてもらえる。これが実にうまい。幸せ。

この日はカキフライやしめ鯖、カニミソも頼んで、おでんに移った。尿酸値を気にしていつもは遠慮するタマゴも食べた。

一週間後に最新の血液検査の結果が出るので、タマゴ系を心おきなく食べられるのも今のうちかも。

だいたい、半年に一度は血液検査をしている。いつものパターンは半年おきに節制と快楽が入れ替わる。

つまり、今度の血液検査で尿酸値が9.0とかになっているだろうから、しばし、意識して珍味系を我慢する。結構このあたりは真面目な私だ。すると、半年後の数値は6,8ぐらいまで下がっていることが多い。こうなったら、うっぷんを晴らすかのように珍味攻めが本格化する。毎年この繰り返し。
真面目とは言い切れないのかも知れない。

さて、おぐ羅でホロ酔いになると、よくあるパターンに陥る。地下にあるおぐ羅を出て、階段をあがって地上に出ると、目の前に勝ち組クラブ「M」がある。まさに目と鼻の先だ。数寄屋通りをはさんで真っ正面みたいな位置関係。

地上に出た私は、いつも「M」の案内係の青年に瞬時に見つかる。おぐ羅にいるときに雨が降り出したのを知らずに、地上に出て空を見上げていたら、彼の差し出す傘に視線はふさがれ、気付いたらMのソファに座っていたこともある。

この日はMではない店を覗こうと予定していたので、おぐ羅を出て地上に上がる際に、青年に見つからないようにコッソリ横道にそれようと画策。よし、ヤツの姿はない。ウッシッシと思ったら、彼はおぐ羅側のビルの横でサボってタバコを吸っていた。結局、Mに連行された。

随分、狭いエリアで動いている気がする。地下の店から目の前の地下の店へ。なんかモグラみたいだ。

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